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豆のニオ積み、畑に点々 清水

専用の機械で次々に作られるニオ(24日午前10時半ごろ、塩原真撮影)

 【清水】全国一の豆の産地十勝で豆の「ニオ積み」が行われている。町旭山の竹中登さん(68)の畑では、煮豆や白あんに使われる福白金時を積み上げ、青やオレンジのシートを帽子のようにかぶった「ニオ」を作っている。

 ニオ積みは1メートルほどの山状に収穫した豆を積み上げ、自然乾燥させる。均一に乾いて品質が高くなるため、問屋や菓子業者から需要がある。ただ、手間や人手が掛かるため、近年はニオ積みをする農家は少なくなっている。

 竹中さんの畑では妻の初代さん(62)、息子の徹さん(35)、父の明さん(93)の3人で23日に作業を始めた。登さんは小麦の種まきがあるため、明さんがトラクターを運転し、ニオ積み機で豆を積んで手作業でシートをかぶせた。

 福白金時は1ヘクタールほどで、ニオ積みは26日ごろまでに終える予定。初代さんと徹さんは「ニオ積みするとピカピカの豆になる。これをしないと畑の土が乾きづらく豆に汚れが付きやすいので、この地域では他にもニオ積みする人がいる。とにかく手間がかかるが頑張りたい」と話していた。(眞尾敦)

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