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牛舎などのデザイン提供 幕別の農業施設建設「大地」

実証施設の牛舎前に立つ林社長(右)と西脇プロデューサー(左)。中央は福田農場の福田社長。牛舎は濃い茶色をベースにロゴデザインとひさしに赤の飾り材があり、入り口扉には黄色を配した

 農業用施設建設を手掛ける「大地」(本社幕別、林秀康社長)は、牛舎や堆肥舎などの農業施設について、デザイナーによるデザインで建設する新サービス「デザイナーズファーム」の提供を始めた。既に第一弾の施設を本別町内の畜産農家で昨年完成させ、冬季の耐久性などを確認した。今後、年1棟ペースの受注を目指し、農業施設のデザイン性の向上を図る。

 農業施設はこれまで、機能性を高める一方で周囲の農村風景との調和や、建物自体のデザイン性の追求があまりされてこなかった。このため、同社が付加価値を高める取り組みの一環として企画した。

 同サービスでは、従来の農業施設の機能性を十分に保持し、(1)カラーデザインのエコノミー(2)カラーと外装デザインのスタンダード(3)カラーと内装・外装デザインのファースト(4)オリジナルデザインのプレミアム-の4プランがある。

 デザインは、モーターショーなどで大手自動車メーカーのブースデザインを手掛けるなど国内外で活躍するデザイナーに依頼。価格は、通常の施工費以外にデザイン費として、施工費のおよそ3%程度掛かる。

 実証施設は、本別町美蘭別の福田農場(福田博明社長)で牛舎などを昨年春までに建設し、今春までの検証で機能的に問題ないことを確認した。福田社長は「目立ち、見られる牛舎。自分自身のモチベーションアップになり、経営にもプラス」と話す。

 サービスを企画した「大地」の西脇あつしプロデューサーは「機能を保持した上で景観としても洗練されるので、来客時のおもてなしにもつながる」とアピール。同社の林社長は「施工を進め、経済性の追求ばかりでなく、デザインの付加価値を発信できれば」と話している。問い合わせは同社(0155・54・5401)へ。(井上朋一)


◆株式会社大地について
株式会社大地-公式ホームページ

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