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幸福駅にギャラリー ディーゼル車を活用

躍動感ある写真が並ぶギャラリーの内部

 帯広市は、観光名所の旧国鉄広尾線・幸福駅に展示しているディーゼル車についてギャラリー活用を始めた。市民を対象に無料で貸し出す。「十勝らしい作品を展示し、幸福駅を訪れた人に地域の魅力を感じてもらえれば」(観光課)と期待している。

 同駅には、旧国鉄広尾線の面影を残すディーゼル車2台を展示している。このうち1台を、「幸福ふれあい広場展示ホール」として今月から開放した。これまでは主に休憩所として活用し、観光パンフレットや来場者がメッセージを書き残せる「幸福のノート」を置いていた。休憩所の機能などは今後も継続する。

 第1弾として、市内在住のアマチュア写真家北畑徹大さん(74)が撮影したヨサコイ大会(帯広で2013年に開催)の躍動感ある写真10点を展示中(31日まで)。10年前から幸福駅の風景を撮り続けている北畑さんは「幸福駅には本州の人も訪れる。喜んでもらい、観光PRになれば」と話している。

 北畑さんは今後、ばんえい競馬や幸福駅ハッピーセレモニーの写真展も企画する考え。

 展示ホールの広さは2・7メートル×13・9メートル。可動式パネル(90センチ×180センチ)3枚と長テーブル(60センチ×180センチ)2本、椅子5脚を備品として活用できる。対象は市民や、市内に事務所または代表者が在住する団体など。使用期間は最大1カ月間で、今年度は11月3日まで利用できる。使用時間は午前9時から午後5時まで。

 使用開始3カ月前から申請できる。希望者は、市観光課にある申込書に必要事項を記入して申し込む。問い合わせは同課(0155・65・4169)へ。(池谷智仁)

関連写真

  • 幸福駅のディーゼル車。右側の車両でギャラリーとしての活用が始まった(右)

    幸福駅のディーゼル車。右側の車両でギャラリーとしての活用が始まった(右)

  • 躍動感ある写真が展示されているギャラリー内部

    躍動感ある写真が展示されているギャラリー内部

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