市内外山農場と帯畜大農業サークル共同開発のスイーツ発売
帯広市内の外山農場(外山隆祥代表)と帯広畜産大学の農業サークル「あぐりとかち」(近藤えり子代表)が、珍しい白小豆のスイーツを開発した。ホワイトデーに合わせ、市内西16南36のかふぇ坩堝(るつぼ、鎌田祐佳代表)で提供を始めた。
白小豆は高級和菓子などに使われており、栽培が難しいため管内でも作付面積が少ない。白小豆を使った“あん”は「白色がきれいで、小豆の風味が強い」(外山代表)という。
同農場と同サークルは農業体験などで協力しており、昨年は豆の種まきから収穫までを学生が学んだ。収穫した白小豆を広く知ってもらおうと、共同のメニュー開発を企画した。
新メニューは「白小豆のもんてび あんこ」(450円)。洋菓子モンブランのイタリア語「モンテビアンコ(白い山)」と「あんこ」をかけた。白小豆のこしあんをスポンジケーキで挟み、白小豆の洋風ようかん、粒あん、生クリームを載せ、日高山脈や大雪山系を連想させる白い山に見立てた。
かふぇ坩堝は以前から、同農場の小豆を使ったメニューを提供しており、同店のスイーツを製造する市内の「ホームメイドカフェ パウダー」(大通南5)が開発に協力した。
ゴールデンウイークごろまで金・土・日曜日限定で提供。外山代表(29)と同サークルで開発に携わった齋藤荘平さん(23)は「白小豆のおいしさを味わってもらえれば」と話している。(眞尾敦)