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例年以上の甘み 帯広メロン出荷始まる

目ならし会で今年の「帯広メロン」の出来を確認する生産者(18日午前10時すぎ、折原徹也撮影)

 「帯広メロン」の出荷が18日に始まった。今年は例年より糖度が高く、網目もきれいという。十勝管内で販売され、8月中旬ごろまで出荷が続く予定。

 帯広メロンの栽培は「FFV(フルーツ・フラワー・ベジタブル)プロジェクト」(西元武会長)が1988年から取り組んでいる。現在は帯広、芽室、中札内の農家14戸で構成し、化学肥料や化学合成農薬の使用量を減らす「エコファーマー」の認定を受けて栽培している。

 品種はサーモンピンクの果肉の「妃(きさき)」。網目模様が細かく均一で、爽やかな甘みが特長。贈答用として人気が高い。

 今年は3、4月に種まきを行い、今月15日に収穫を始めた。天候に恵まれ、昨年より8日早い出荷開始となった。糖度は18度と基準の15度を上回り、例年より甘みが強い。生産量は昨年と同じ約5000玉を見込んでいる。

 18日午前10時から、販売元のキサキ糧穀(帯広市愛国町)で「目ならし会」が開かれ、生産者が今年の出来を確認した。西元会長は「今年は糖度も高く、網目もかなりきれい。地元の人に食べてほしい」と話していた。

 イトーヨーカドー帯広店、JR帯広駅内の帯広物産協会、コープさっぽろ、帯広競馬場内のとかちむらなどで販売される。価格は2玉で4000円前後。問い合わせはキサキ糧穀(0155・64・4101)へ。(津田恭平)


◆帯広メロンについて
FFVプロジェクト-キサキ糧穀株式会社

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