太く軟らか「一番ニラ」 ハウスで収穫開始 幕別
【幕別】JA幕別町の特産の一つニラの収穫が町内で始まっている。外は一面雪景色だが、ビニールハウス内では早朝から農家の人たちが丁寧に鎌でニラを刈り取り、結束する作業をこなしている。
同JAによると、寒暖の差がまだ大きいこの時期に収穫されるのは「一番ニラ」と呼ばれ、消費者からも人気があるという。今年も例年並みの10戸が計約1・1ヘクタール栽培、37トンを出荷する計画で、収穫もほぼ平年並みの7日から開始した。
相川地区の松本誠さん(44)のハウス内でも家族3人で、13日も早朝5時半から刈り取りを開始。3代にわたり50年ほどニラを作り続けている松本さんは「今年は少雪で土の凍結による影響が心配されたが、温度調節などに気をつけ、逆に例年より葉先の状態や太さ、軟らかさなどがいい」と笑顔。刈り取ったニラは土などを丁寧に取り除き、100グラムごとに結束する作業を夕方までかけて行う。管内では来週ごろからスーパー各店などで本格的に売られる予定。(佐藤いづみ)