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帯三条高・高さんのデザイン採用 米国ス市で友好壁画

スワードで描く原画のデザインに選ばれた作品と高さん(右)、米沢市長

 帯広市とアメリカ・アラスカ州スワード市の姉妹都市締結45周年を記念した壁画共同制作事業で、スワード市で描く壁画のデザインが、帯広三条高3年の高彩乃さん(18)が考案した作品に決まった。日高の山並みを背景にばんえい競馬やビート畑、草を食む牛たちなど十勝・帯広を代表する自然や風景が描かれている。

 同事業は、まちの出来事や歴史を壁画に残す文化を持つスワード市が提案。昨年9月にはスワード市民がおびひろ動物園に縦2・4メートル、横9・7メートルの壁画を描いた。今秋には、帯広市民がスワードで描き、それぞれの壁画を両市の友好の証しとして残す。

 高さんの作品は、十勝管内の高校生から公募した19点の中から最優秀賞に選ばれた。帯広市の花、木、鳥のクロユリ、シラカバ、ヒバリも描き、自然の迫力を表現した。選考に関わった帯広市・スワード市共同壁画交換事業実行委員会の池田緑会長、米沢則寿市長は「十勝・帯広を良く表しており、スワードの人にも喜んでもらえる」と講評した。

 高さんは「十勝の自然、緑を詰め込もうと努力した。帯広の美しさが伝われば」と話していた。原画は高さんや関係者で一部修正し、3月をめどに完成させる。公募で集まった全作品は25日から3月3日まで、市役所1階の市民ホールで展示する。(伊藤亮太)

 その他の受賞者は次の通り。(敬称略)
▽優秀賞=辻悠矢(帯三条)、栄前田愛香、松川葉子、中村一葉、渡辺七海、所優花(以上帯柏葉のグループ)
▽佳作=西村優、北島沙彩、井脇美玖(以上帯三条)

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  • スワードで描く原画と高さんと米沢市長(右から)

    スワードで描く原画と高さんと米沢市長(右から)

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