名物「大釜ゆで」も復活 毛ガニづくし 広尾に8000人
【広尾】「第56回広尾毛がにまつり」(広尾町観光協会主催)が14日、町シーサイド特設会場で開かれた。今年は、名物の「大釜ゆで」も復活し、約8000人(主催者発表)の来場者でにぎわった。
毛ガニ漁の好調も受け、コロナ禍前の2019年以来となる通常開催。直径2メートルの鉄釜を用いた「毛ガニ大釜ゆで」では、旬を迎えた大小計4000杯が豪快にゆで上げられた。
町内の水産加工会社などによる産地直売コーナーも、毛ガニやシシャモ、新巻きザケなど、旬の海産物を買い求める来場者らで大混雑。広尾漁協女性部連絡協議会のオオズワイガニみそ汁も人気を集めた。
名物の「カニ早食い競争」は男女各10人が真剣な表情で毛ガニを頬張り、広尾や姉妹・交流自治体の特産品が当たる抽選会も大いに盛り上がった。帯広市の会社員沢村昌子さん(46)は「今年もクリスマスとお正月用に4杯ほど購入しました」と話していた。
雪の影響を考慮し、まつりの終了時間は当初の午後2時から1時間早めた。(松岡秀宜)
名物「大釜ゆで」も復活 毛ガニづくし 広尾に8000人












