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おいしいお酒になって 音更「十勝晴れ」収穫

手刈りした稲を掲げる児童ら(6日午前9時半ごろ、塩原真撮影)

 【音更】とかち酒文化プロジェクト(事務局・帯広信用金庫)は、地酒「十勝晴れ」の原料となる酒米「彗星(すいせい)」の収穫作業を、町十勝川温泉・白木祐一さん(71)の水田で行っている。6日には、一緒に田植えをした下士幌小(渋谷浩校長、児童51人)の5、6年生20人も加わり、丁寧に手刈りした。

 酒米作りは6シーズン目。作付面積は昨年より28アール増やし、過去最大規模の231アール。白木さんは「天候不順や台風で出来が危ぶまれたが、倒伏もほぼなく1週間程度の遅れ。10アール当たりの収穫量は昨年より2割減ほどで済みそう」と安堵(あんど)している。

 「酒造好適米研究部会」メンバーが3日から、コンバインで収穫。この日は午前9時から帯信金の高橋嗣明常務などプロジェクトメンバーら9人と同小児童が参加。白木さんらの指導を受け、鎌を手に稲を刈り取った。南葉杏海さん(12)は「楽しい。おいしいお酒になってほしい」と笑顔だった。

 来年2月4日の初回出荷に向け、12月から仕込みに入る。純米吟醸と大吟醸の2種を発売予定。(佐藤いづみ)

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