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畜大生 東京で十勝農業PR 「ジャパンハ―ヴェスト2015」

「農林漁業学園」で十勝の農産物を販売する加藤さん、脇本さん、鈴江さん、牛膓さん、腰山さん(左から、7日午前11時半ごろ)

【東京】農林水産省主催の食と農業の祭典「ジャパンハーヴェスト2015」が7日、東京都内で始まり、十勝からも帯広畜産大学(長澤秀行学長)の学生が参加している。2日間にわたり十勝の農産物販売を通して十勝農業をPRする他、8日には同大のサークル「あぐりとかち」(戸島彩良代表)が取り組みを発表する。

 同イベントは、昨年まで行われていた「ジャパンフードフェスタ」を名称を変えて引き継いだ。東京丸の内の仲通りと行幸通り、六本木ヒルズを会場に7、8の両日、さまざまなイベントが展開される。

 帯畜大生が参加するのは、全国の大学生が地元の農産物を販売する「農林漁業学園」と、食と農林漁業に関わる学生団体が活動をプレゼンテーションする「大学生アワード」。

 このうち農林漁業学園には鈴江友護さん(東京農業大4年)、脇本花菜子さん(帯畜大4年)、牛膓健司さん(同同)、加藤ひかりさん(同同)、腰山智子さん(同3年)の5人が参加している。

 鈴江さんを含めて全員が十勝出身者。丸の内の仲通りを会場に、香林農園(帯広)のセミハードタイプのチーズ、十勝農(みのり)工房(同)のハチミツ、外山農場(同)とかふぇ坩堝(るつぼ、同)が開発した「十勝白珈琲」を販売している。

 脇本さんは「商品の見せ方にも工夫して十勝をアピールしたい」と語り、「社会人になってもこうした取り組みを続けたい。そのスタートにしたい」と来場者の対応に追われていた。

大学生アワードに挑む「あぐりとかち」のメンバー。左から深谷さん、梅田さん、曽田さん

 8日の大学生アワード(会場・六本木ヒルズ)には、あぐりとかちから曽田春奈さん(2年)、梅田愛弓さん(1年)、深谷芽衣さん(同)の3人が参加する。プレゼン内容は、同サークルが今夏行った「十勝合宿」の取り組みだ。

 同合宿は食や農業関係のサークルなどに所属する全国の大学生16人に十勝に来てもらい、農業体験などを通じて「農業王国・十勝」を体感し、交流を深めてもらうイベント。あぐりとかちとしては前イベントのときから4年連続のアワード出場となるが、これまで最高賞の農林水産大臣賞は逃しており、「今年こそは受賞したい」(深谷さん)と意気込んでいる。

 今年は発表方法に工夫を凝らし、深谷さんが「キャスター」として登壇、一風変わった形で取り組みを紹介するという。

 梅田さんは「『十勝の魅力を伝える』という軸はぶれずに発表したい」と話している。
(大谷健人)

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