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反TPP 4300人気勢 「地域守れ」 各界、議員ら十勝集会

TPP反対決議を拍手で確認した4300人の参加者(10日午後0時半、折原徹也撮影)

 【音更】環太平洋連携協定(TPP)交渉に関し安倍晋三首相が今週中にも参加表明する動きを阻止しようと、「TPPから『地域』『経済』『生活』を守る十勝大会」が10日午前11時から、音更町内の十勝農協連家畜共進会場(アグリアリーナ)で開かれた。農林水産業、建築業、労働界、医療従事者、消費者ら4300人が十勝経済と暮らしを壊すとしてTPPに反対の気勢を上げた。

 十勝町村会など8団体でつくる「TPP問題を考える十勝管内関係団体連絡会議」(代表・高橋正夫町村会長)の主催。TPPに関する十勝の大規模集会は2010年11月以来。東京都内で12日に予定されている全国集会(4000人規模予定)に匹敵する全国最大級の反TPP集会となった。

 主催者の代表らが登壇し高橋会長は「関税撤廃だけでなく食の安全、労働市場の開放など地域社会への影響、国家主権に関わる異常事態だ」と強調した。帯広商工会議所の高橋勝坦会頭は「十勝の将来に禍根を残さないように管内の仲間と共に参加阻止の活動をしていく」と訴えた。

 各業界の参加者を代表して畑作農家の中橋晴樹さん(音更町)、畜産農家の小笠原愛さん(本別町)、建設業の山内正裕さん(更別村)、建設業・旅館業の工藤大輔さん(帯広市)、衣料品販売業の上嶋隆夫さん(鹿追町)、看護師の川瀬裕子さん(帯広市)の6人が意見を発表した。

 地元国会議員として、自民党の中川郁子、清水誠一両衆院議員、新党大地の石川知裕衆院議員もあいさつ。最後に帯広市の米沢則寿市長がTPP反対の決議を読み上げ、拍手で確認した。(関坂典生)

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