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「メムロピーナッツ」 スイーツ食べ比べ 管内12菓子店でラリー

「オカチなスイーツラリー」をPRする菓子店と生産者たち

 芽室町で生産されている「メムロピーナッツ」を使用したスイーツが楽しめる「オカチなスイーツラリー」が9~10月に十勝管内12店の菓子店で開かれる。事務局によると、共通の食材をテーマに複数の菓子店が商品開発をするのは今回が初めてで、地元産食材の普及や菓子店のレベルアップにつなげる狙い。(津田恭平)

独自グッズや商品券当たる
 「スイーツ王国」とも呼ばれる十勝には魅力ある食材や菓子店が多くある中、各店が特色ある商品をつくることで、食材の可能性発見や認知度向上、消費拡大につながるとの思いで企画。事務局代表で、十勝トテッポ工房(帯広市)の今稔郁エグゼクティブシェフは「いろいろな商品を食べてほしいのと、他店の食材の使い方などを知ることで、スイーツ業界のレベルアップにもつながる」と語る。

 第1弾の食材として、メムロピーナッツを選んだ。芽室町は道内一の落花生の産地で、2017年から本格的に栽培に取り組んでいる。当初は4軒0・8ヘクタールだったが、現在は12軒11ヘクタールまで拡大している。

 若手農業者でつくる「メムロピーナッツ」の藤井信二代表は「作ったものが売れないと成り立たない。メムロピーナッツを知って買ってもらえる機会が増えるのはうれしい」と話す。

 参加店ではバターサンドやパフェ、クレープ、カヌレなど多彩な商品を開発した。芽室町落花生生産組合の土屋真俊副組合長は「おいしい落花生を使った魅力的なスイーツがたくさんあるので、楽しんでほしい」とPRしている。

 期間は9月1日~10月31日。スタンプの数に応じて、ジャンパーなどのメムロピーナッツオリジナルグッズや参加店で使える商品券が抽選で当たる。台紙は各店舗で配布しているほか、フリーマガジン「Chai」9月号にも付いている。

 問い合わせは事務局(十勝トテッポ工房内、0155・21・0101)へ。

<参加店>
 「TOKACHI SWEETS&MEMORIES 雨と晴れ」「十勝トテッポ工房」「CakeとCafe あちろ」「ケセラセラヴィ!」「Le Glacier TOKACHI」(以上帯広)「一糸と、庭」(幕別)「パティスリーセット」(音更)「レ・グーテ」「お菓子のまさおか」(以上芽室)「静月菓子店」(清水)「いけだワイン城レストラン」「おかしの小松」(以上池田)


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