72エンド熱戦 24時間耐久カーリングに65人
選手がリレー形式で競技を続ける「24時間耐久カーリング大会」が1、2の両日、帯広市内のカーリング施設カールプレックスおびひろ(清流東2)で開かれた。帯広畜産大学の学生とその他のチームに分かれて競い、全道から集まった小学生からシニアまで65人が、時折目をこすりながら熱戦を繰り広げた。
カーリングを心ゆくまで楽しめるようにと企画された大会で、今年で5回目。昨年に続き競技を24時間(氷上メンテナンスを含む27時間)としたほか、新しく男女ペアの夜通しミックスダブルス大会を設け、過酷さを増して実施。2日午後6時までに72エンドを終え、帯畜大が84対77で勝利した。
同施設の自由練習に参加した際、知り合った帯畜大生に誘われたという弘前大学1年の青山健登さん(19)=帯広柏葉高出=は「こんなに長い時間カーリングをやったことはなく、試合も(休憩中の)ボードゲームも楽しかった」と目を細めた。
最終エンドは3月に帯畜大を卒業する学生が出場し、対戦するOBが卒業を祝う「サライ」を歌いながらプレー。今大会のダブルスで準優勝した同大4年の吉田英志郎さん(24)=岐阜県出身=は「大学から始めたカーリングで、日本選手権(ミックス)も経験できた。初心者にも可能性があるスポーツだと、(未経験者が多い同大の)後輩たちに見せられた」と力強く語った。(柳田輝)