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災害へ意識付け、住民4000人が参加 宮坂建設防災訓練

水消火器で消火訓練を体験する参加者

 宮坂建設工業(帯広、宮坂寿文社長)は11日、市内の旧帯広南商業高校跡地(西17南5)で「第32回地域防災訓練」を実施した。学生や市民ら約4000人が参加し、災害発生時の対応を学んだ。

 1993年に社の防災訓練として始め、2003年の十勝沖地震を機に地域の防災意識向上のために住民参加型へと移行した。

 土のう作りを行う水防訓練や応急処置の実演など、実際に訓練に参加できるコーナーが関心を集めた。地震体験車の試乗では、16年に発生した熊本地震と同じ最大震度7の揺れを再現。明星小4年の松島仁佳さん(10)は「揺れが大きくて机の下に隠れることもできなかった」、外山丈さん(9)は「家にある鍋とか落ちてきそうで怖いと思った」と話した。

 宮坂社長は「防災は『いつ自分が被災者になるか分からない』という、個人への意識付けが大切。今後はより多様な災害を想定して防災訓練を継続し、共に地域を守り続けたい」としている。

 同社は同日、北広島市でも防災訓練を実施した。(廣田佳那)


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