JAネット十勝がデジタル広告 魅力発信、福島さんも登場
管内の23JAでつくるJAネットワーク十勝(有塚利宣本部長)は、十勝の農畜産物と雄大な景色の魅力を伝えるCM動画を製作し、1日から東京都内や札幌市内の駅周辺の大型ビジョンで放送している。
十勝を国に見立てて農畜産物のおいしさを発信し、ブランド力を高める「十勝ごちそう共和国」事業として企画。CM動画は、芽室町の農家でユーチューブへの配信でも知られる粟野秀明さんが撮影した畑作作業の動画や、小麦畑や小豆、牛肉、チーズなどの写真で構成されている。
映像に合わせて札幌市在住のシンガー・ソングライターAYUMIさんの曲が流れ、幕別町の農家出身で女子陸上短距離の元五輪選手福島千里さんが、「十勝ごちそう共和国」と語って締めくくる。15秒と30秒の2種類作った。
今年度は春、夏、秋の一定期間、デジタルサイネージ広告として流す。春はゴールデンウイークから始めて、札幌市内のすすきの駅前通りビジョン(14日まで)、都内のJR秋葉原駅中央改札口(7日まで)、JR上野駅公園改札(同)、東京メトロ池袋駅丸の内線ホーム(31日まで)、京成上野駅コンコース(同)の5カ所で放映する。
同事業では首都圏で物産販売などは行ってきたが、今回のような大がかりな広告展開は初めて。有塚本部長は「福島さんの健やかで清純なイメージは『十勝ごちそう共和国』にぴったり。雄大な景色と秀逸な農畜産物を伝え、都会の皆さんの関心を引き付けたい」としている。(安田義教)