総合花壇は3倍以上の1300鉢! 菊まつり29日開幕 搬入作業スタート
晩秋の帯広を彩る「第53回おびひろ菊まつり」(帯広のまつり推進委員会主催)が29日、帯広市内のとかちプラザで開幕する。今年は、帯広市開拓140年・市制施行90年記念「未来へ紡ぐ菊の絨毯(じゅうたん)」をテーマにした過去最大の「総合花壇」も登場する。11月2日までの開催。
帯広菊花同好会(高井信夫会長)の共催。「平原」「氷」と並ぶ帯広の3大まつりで、新型コロナウイルス感染症対策を講じて実施する。会場では、25日朝から菊の搬入作業がスタート。同会や事務局関係者ら15人が色とりどりの菊を次々と運び入れ、早くも華やかな雰囲気に包まれていた。
開会式は29日午前10時から。菊花展表彰式などのほか、書・オーボエ・ピアノによる「オープニングコラボレーションパフォーマンス」も行われる。
「総合花壇」は、例年の3倍以上となる約1300鉢を用いて、「十勝の大地、開拓地をイメージしたデザイン」(同会)を演出。壮観な景色が楽しめるという。同好会の会員や一般参加者が、丹精込めて育てた作品約250点も並ぶ。
3年ぶりに開催される小学校書道展、いけ花、ランの展示のほか、市内の高校書道部による書道パフォーマンス、姉妹都市(徳島市、大分市、松崎町)の物産販売なども行われる。29、30の両日は、敷地内の屋外テントでメークインとタマネギの詰め放題(1袋500円)も実施する。
入場無料。問い合わせは、28日までは帯広のまつり推進委員会事務局(帯広観光コンベンション協会、0155・22・8600)、まつり期間中はまつり本部(090・4264・6296)へ。(松岡秀宜)