ホリエモンモデルの女性キャラも 大樹ロケット漫画で後押し 宇宙サミットで限定リリース
【大樹】大樹町の宇宙港構想に協力する事業開発会社・INCLUSIVE(インクルーシブ、東京)は、同町の民間ロケット開発をテーマにしたデジタルコミックの第1シリーズを、北海道宇宙サミット(29日、帯広市)の参加者限定で公開する。インターステラテクノロジズ(IST、大樹町)がモデル。「新しいコンテンツを通じロケット開発への認知度を広げたい」としている。(能勢雄太郎)
インクルーシブと同社の子会社ナンバーナインが制作し、宇宙港の運営会社スペースコタン(大樹町)とISTが全面協力。人気漫画「左ききのエレン」の作者のかっぴー氏が原作を担当した。WEBTOON(スマートフォン特化型の縦読み漫画)で配信する。
漫画のタイトルは「晴天のデルタブイ」。大樹町を舞台に、ベンチャー企業がロケットを宇宙に到達させるまでの物語で、若者たちの群像劇になっている。
第1シリーズは全30話、宇宙サミットでは2話分を先行リリースする。一般リリースの詳細は調整中で、実写ドラマ・映画化も検討している。
インクルーシブは「ロケット開発の想いを届け、子どもたちが憧れる産業にするというビジョンの下、日本の宇宙産業全体を盛り上げたい」としている。
劇中にはIST創業者で、ホリエモンこと堀江貴文さんをモデルにした美少女キャラ「堀越エリ」(ホリエリ)も登場する。堀江さんは「漫画を読んでロケットを作りたいと思う若者が増えることを期待したい」とコメントしている。
北海道宇宙サミットの詳細は専用ページを参照。(能勢雄太郎)