十勝ワインのヌーボの瓶詰め始まる 池田
【池田】今年産のブドウを原料にした新酒「十勝ワイン ヌーボ赤2021」の瓶詰め作業が18日、町ブドウ・ブドウ酒研究所(佐野寛所長)の製造工場で行われた。昨年の2000本より400本多い2400本を製造し、解禁日の12月1日に発売される。
後志管内仁木町で9月中旬に収穫されたブドウ「ツバイゲルト」が原料で、同品種を単独で原料とするのは4年連続。同研究所によると、今シーズンのブドウは夏場の好天で生育が順調に進み、8月の天候不順や9月の降雨で一部に傷みが生じるも、その後は回復し、品質は全体的に平年並みという。
瓶詰め作業では、同研究所の職員12人が機械でワインを充填(じゅうてん)し、瓶に光を当てて異物混入などをチェックした後、ラベルが貼られた瓶を1本ずつ箱詰めした。
1本(720ミリリットル、アルコール度11・5%)1524円。道内のスーパーや量販店を中心に全国で販売される。
同研究所製造課醸造係兼品質管理係の山岸賢三係長は「例年よりしっかりと熟したツバイゲルトで、渋みも感じられる。出来たてのワインを飲んで今年1年を振り返ってもらえれば」と話している。(小縣大輝)
- カテゴリ行政市・町・村くらし一般
- タグ池田勝毎ビジネス商品情報