十勝めぐみ牧場の「おびひろ豚焼肉」販売 東洋食肉販売
東洋食肉販売十勝事業所(帯広市)は、ニッポンハムグループの養豚食肉生産を手掛ける「十勝めぐみ牧場」(同)のモモ肉を使った味付け肉「おびひろ豚焼肉」を開発し、10月1日から販売する。
帯広物産協会が監修。同協会は食を通した地域振興につなげようと、「帯広」を付けた商品の開発を進めている。9月には同社で「帯廣ジンギスカン」を発売した。
十勝めぐみ牧場の豚肉は、これまで主に北海道産と明記して道内外に出荷されてきたが、帯広産であることに着目。付加価値を高めた商品にしようと、出荷する東日本フード(本社札幌)と連携した。
新商品は、0度の熟成庫に静置させる「氷室仕込み」の製法で、添加物を使わずに軟らかな肉質を実現。塩分を控えて素材の味を生かし、ブラックペッパーを加えてスパイシーな味わいに仕上げた。
東洋食肉販売十勝事業所の片山丈浩所長は「子どもからお年寄りまで食べやすい味。地域を盛り上げていけるような商品になれば」とする。
400グラム、698円。ハピオ(音更町)、とかち物産センター(帯広駅エスタ東館2階)、八千代牧場のレストランカウベルハウス(帯広市)で扱う。カウベルハウスのメニューとしても提供される予定。(大海雪乃)