おびひろプレミアム商品券 販売スタート 購入は30日まで、利用は年内
新型コロナウイルスの経済対策として、帯広市内在住者向けに発行する「おびひろプレミアム商品券」の販売・利用が24日に始まった。事前に指定された窓口には、商品券を購入する予約者が続々と訪れた。参加店は年末に向け、消費喚起に期待を寄せている。
帯広市や帯広商工会議所などで構成する実行委員会が発行。全店共通商品券(プレミアム率20%)と飲食店専用商品券(同40%)があり、両券とも発行数を大幅に上回る申し込みがあり、1人当たりの購入上限を減らした。販売は24~30日(午前10時~午後5時)に市内16カ所のうち指定された窓口で行う。郵送された引換券と身分証明書を持参する。事務局は「引き換え期間が短いので、お忘れなく」と呼び掛けている。
藤丸6階に設置された特設会場には、午前10時の開店と同時に市民が訪れ、商品券を購入していた。市内の佐藤裕子さんは「食品や身の回り品の購入に使いたい」と話していた。
全店共通券(18万冊発行)は1000円券12枚入りで1冊1万円。1人上限3冊とし、上限引き下げにより生じた端数分は4冊以上購入希望者を対象に抽選を行い、1冊上乗せした。飲食店専用券(1万冊発行)は1000円券14枚入りで1冊1万円。1人1冊とし、抽選で1万人を選んだ。
使用期間は12月31日まで。参加店は24日現在、前年比18店増の1452店。購入されなかった分の2次販売は、改めて募集はせず、希望通りの冊数を買えなかった申込者を対象に抽選で販売する。(津田恭平)