クリスマスイブに天体ショーと珍事 音更・広尾
【音更・広尾】クリスマスイブの24日夜、十勝では、大気中の光の現象や市街地でのエゾシカの群れなどの“珍事”が見られた。
音更町では午後11時ごろから、月の周りに光の輪ができる「月暈(つきがさ)」が出現。月暈は雲の中の氷の粒に月の光が反射してできる。クリスマスパーティーを楽しむ声が響く住宅街を優しい光で包んだ。
広尾町の旧広尾小学校周辺の市街地では、午後10時すぎにエゾシカの雌の群れが現れた。帰宅途中に撮影した同町在住カメラマン辻博希さん(45)によると、10頭ほどが立ち止まってキョロキョロしていた。「トナカイ代わりにプレゼントを運んでいたのかな」と辻さん。
25日は19年に1度のクリスマスと満月が重なる日。聖夜のフルムーンは1977年以来、38年ぶり。
(関根弘貴)