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香港・帯広、アイスホッケーで交流 初の親善大会

アイスホッケーで交流を深めた帯広と香港の選手たち

 香港と帯広の交流を民間レベルで深めようと、第1回の交流拡大親善アイスホッケー大会(実行委員会主催)が27、28の両日、帯広の森アイスアリーナで行われた。アジア太平洋経済協力会議(APEC)加盟国などの財界人でつくる、太平洋経済委員会の関係者の提案で実現した。来年以降の継続開催に期待が膨らんでいる。

 提案したのは、太平洋経済委員会の税務担当責任者で、香港の企業の社長を務めるベルナルド・ポウリオットさん。昨年9月に同委員会の会議が帯広で行われたのをきっかけに、ベルナルドさんが両地域で盛んに行われているアイスホッケーに着目。帯広市文化スポーツ振興財団などが実行委(委員長・金澤耿同財団理事長)を立ち上げ、実現に至った。

 香港からは現地リーグの選手14人が参加。27日は帯広オジンガーO-50(梶友成監督)、28日は同O-60+α(太田忠紀監督)とそれぞれ試合を行い、言葉の壁を越えて楽しんだ。26日は8-4、28日は13-9でいずれも香港チームが勝った。28日の試合終盤には一部の選手がユニホームを交換し、双方の選手が入り交じって競技に臨む場面もあり、大会は終始和やかなムードが漂った。

 香港チームのグレッグ・スミスさん(48)は「試合は面白かったし、いい経験になった」と笑顔。オジンガーO-60+α主将の大竹愼一さん(61)も「年齢差もあったが、うまく合わせてくれた。楽しく親睦を深められた」と話した。

 28日夜には市内の十勝農園で懇親会が開かれた。香港の選手らは、十勝川温泉での入浴など観光も満喫した。参加者は「いろんなやり方を考えながら、要望があればまたやりたい」(大竹さん)と継続的な交流に期待を寄せ、ベルナルドさんも「ぜひ来年以降も続けたい」と意欲を見せた。
(村田壮一朗)

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