ミニミニヤギ誕生 清水、ムーミン牧場
【清水】観光牧場「ムーミン牧場」(町旭山南8線54、杉田静雄代表)で19日、子犬のように小さな双子のヤギが誕生した。小型のピグミーヤギ飼育歴20年という杉田さん(71)も「これほど小さく生まれて元気なのは初めて」とかわいらしく動き回る2匹に目を細めている。
同牧場は40年間にわたってミニホースの育成に取り組む杉田さんが1996年に開設した。独自に品種改良を重ねた「スギタスーパーミニホース」は、成長しても体高は70センチほどで、現在20頭を飼育する。
ペットとして飼われることの多いピグミーヤギも7匹を飼育。今回、母親の「ソフト」(4歳)が昨年に続いて双子を生んだ。1匹400グラム程度という。
杉田さんと孫の中田ゆいさん(10)=御影小4年=が雄を「ミッキー」、雌は「キク」と名付けた。2匹ともゆいさんの後を追って歩くなど人懐こく、好奇心もいっぱい。ゆいさんも無理なく2匹を抱きかかえることができ、縫いぐるみのようだ。
杉田さんは「ミニミニヤギ」として小型化に取り組んでいるが、「これが限界では」とみる。
同牧場は冬期間も営業している。営業時間は午前9時から日没まで。入場料は大人500円、子供200円。問い合わせは同牧場(0156・63・2572)へ。(大野篤志)