ミニバレー交流でロシア訪問へ 音更・幕別
【音更・幕別】7月にロシア連邦ブリヤート共和国で開かれるミニバレー大会に、両町在住の5人が出場する。全日本ミニバレー協会(小島秀俊会長)の派遣選手として、国際交流・親善を深める。ロシアでは生涯スポーツとしてミニバレーが伝わって10数年たち、競技人口も増えている。5人は訪問を楽しみにしつつ、交流に意欲を見せている。
十勝から出場する選手は、音更町在住の小松克博さん(63)、坂本勝明さん(69)、塚本由美子さん(65)、柴田洋子さん(64)と、幕別町在住の清野春子さん(66)の5人。小島会長を団長に、全国から参加を募ったメンバー計12人が同国を訪問する。
今月30日に出発し、韓国、モンゴルを経由して7月1日にブリヤート共和国入り。同3、4の両日に首都のウラン・ウデで開かれる「第1回ブリヤート共和国ミニバレーボールトーナメント“バイカルカップ2014”」に出場する。大会の前後には同共和国の議会議長や関係省庁の大臣、ブリヤート大学学長らを表敬訪問し、視察も行う予定にしている。
ロシアとのミニバレー交流は2002年ごろから始まり、同共和国でもブリヤート大学の教員らを介して普及が進んでいるという。全日本ミニバレー協会ではこれまで、ロシア極東サハリン州でのミニバレー交流を進めているが、海外で行われる本格的なミニバレー大会への参加は珍しい。
小松さんは「自分たちのプレーを見せてミニバレーの精神を伝えられれば」とし、坂本さんも「訪問は楽しみ。一人でも人脈ができれば」と意気込む。
また、塚本さんは「初めての経験で不安もあるけど頑張りたい」、柴田さんと清野さんは「老いも若きも生涯スポーツとしてミニバレーをずっと続けられることをロシアの人たちにも知ってもらえれば」と話している。(井上朋一)