JA道中央会、飛田会長続投へ
【札幌】6月に任期満了を迎えるJA道中央会の飛田稔章会長(66)=JA幕別町組合長=が続投の方向となった。次期で3期目となる。
JAグループ北海道の役員任期は3年間。環太平洋連携協定(TPP)交渉がヤマ場を迎え、政府の規制改革会議が中央会制度の廃止など農業改革に関する「3点セット」を提言するなど、国内・道内農業を取り巻く環境が厳しさを増している。こうした背景から、飛田会長ら現職の続投を求める声が高まっていた。
飛田氏は幕別町生まれで帯広農業高卒。2008年にJA道中央会会長に選出され、現在2期目。JA全中副会長も務めている。会長留任は6月17日に札幌市内で開かれるJA道中央会の総会で正式に決まる。
JAグループ北海道の常勤役員候補については、道内JA組合長12人でつくる役員推薦会議(委員長・有塚利宣JA帯広かわにし組合長)で協議を進めていた。同会議は5月22日午後に常勤役員候補者を発表する。
ホクレンの佐藤俊彰会長(65)=JAオホーツク網走会長=も同じく続投の方向となっている。(犬飼裕一)
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