野生動物、深い接触注意を いけだ動物病院 まちマイ池田編
「いけだ動物病院」(町利別西町)は道、道獣医師会が指定する「野生傷病鳥獣受診動物病院」で、道の補助で負傷した野生動物を治療している。院長で獣医師の北山茂利さん(49)は「野生動物はペットとは違う。深い接触は避けてほしい」と注意を呼び掛ける。
野生動物といっても治療している大半は野鳥。トビなどに追われた野鳥が人家の窓ガラスに衝突し、負傷して持ち込まれるケースが多い。ハクチョウ、ハヤブサなどを治療したこともあり、ナガイモネットで羽根を負傷したフクロウの治療ではリハビリのため1週間ほど飼い続けた。
「野鳥はさまざまな病原菌を持っている。けがの鳥と接触する場合はマスクやゴム手袋をして段ボール箱に収容してほしい」とアドバイスする。
北山さんは池田町出身で帯広畜産大獣医学科卒。学校教育に理解があり、学校の飼育動物の相談や動物の出前授業に応じる用意がある。問い合わせは同病院(015・579・8074)へ。(平野明)