市、復旧へ補正9億円
運動施設分は含まず
帯広市は23日に開会した市議会定例会に、台風10号に伴う災害復旧費9億6352万円を含む10億8734万円の一般会計補正予算を追加提案した。大きな被害を受けた河川敷スポーツ施設などは含まれておらず、復旧事業費はさらに膨らむ見通し。
災害復旧費の大半は農業関連で、農地復旧に5億7200万円、農業施設復旧に3億1100万円、畜産振興施設復旧に2960万円、林業施設復旧に1517万円を計上。その他、崩落した明星橋(岩内町)の復旧費3300万円など、緊急を要する事業を中心に予算付けした。
復旧費には道補助金7億6752万円などを充てる他、災害復旧債1億1760万円を起債する。
被害額が10億円を超えるとみられる河川敷スポーツ施設については、河川管理者との調整が必要で、今議会での予算措置は間に合わない。道路、農業関連でも積み残した復旧事業があり、12月議会での補正になる見込み。(丹羽恭太)