豆乳アイスや豚肉サラミ認定 北のハイグレード食品に十勝から3品
【札幌】道内の優れた食品を認定して発信する「北のハイグレード食品2025」(道主催)の発表セレモニーが10日、札幌市内のホテルで開かれた。全道の18品を認定、十勝からは「B‘weeds」(帯広市)と「ELEZO社」(豊頃町)の計3品が選ばれた。
B‘weedsは十勝産の豆乳から、乳、卵、小麦、白砂糖や着色料、保存料を使わないヴィーガンジェラートを開発。芽室産落花生を使った新商品「Veganice(ヴィーガナイス)北海道 落花生味」が認定された。
アイスクリームに近い滑らかな舌触りを追求、落花生の濃厚なコクと香りが引き立つよう工夫した。星昌浩札幌営業所所長は「これを機に知名度向上につながれば。首都圏や関西圏、海外にもアピールしたい」と語った。
ELEZO社は豚肉のサラミ「放牧豚モンディオラ」と、エゾシカの血液を使ったテリーヌ「ブーダン・エキゾチック」の2品が認定された。
豚肉のサラミは丘で約1年半放牧するなど豚の生産からこだわり、豊頃町大津の土着の菌を利用し熟成。テリーヌは「今までになかった発想。本格的な味わい」と高評価を受けた。
金子将人統括部長は「命の中で報われない食材の価値を上げたいと考えた。日々命を見つめてきた取り組みが評価された」と話していた。(安藤有紀)