ブラジルの「BRASIL4」が優勝 芽室で発祥の地杯全国GB大会
【芽室】第37回発祥の地杯ゲートボール(GB)大会(芽室町、芽室町教委主催)が8月31日、9月1日の両日、芽室町内の芽室南公園運動広場で開かれた。決勝トーナメントでブラジルから訪れた「BRASIL4」が1位グループを制した。
道外19、管外10、管内21の全50チームが出場。うち9チームは、日系人を中心に組織するブラジルGB連合(サンパウロ)などの所属のGB愛好家がブラジルから来町し地域ごとに構成。高校生から92歳まで291人が参加した。
1日は前日に行った予選リーグ戦の順位別に決勝トーナメントが行われ、1位グループでは「BRASIL4」が優勝経験がある「釧路湿原」(釧路)を10対7で退けて優勝した。
「BRASIL4」は伯・ゴイアニアでGBを行う日系2、3世の友人5人で構成。主将で医師の桑江・ヨシヒデ・マリオさん(63)は妻で医師の桑江・五味・美智子・スエリーさん(58)と共に参加し、「皆さんとても上手なので、優勝できたのは驚き」と笑顔を見せた。
3年前に「運動をもっとしたい」とGBを始め、「年齢関係なくできるところが好き」と話す。ゴイアニアで子どもたちにGBを教える活動をしているといい、「GBが芽室で発祥し、世界中に普及させていることに感謝したい。発祥の地に来れるなんて夢にも思わなかった。観光も含め、いい思い出」と感動の面持ちで語った。来年の第38回大会は8月30、31日に開催予定。(北村里沙)
1位グループの順位は次の通り。
▽第3位=東京DEAF(東京)、芽室町役場