9月に帯広で「宇宙サミット」 大樹町などの実行委
日本最大級の宇宙ビジネスカンファレンス「北海道宇宙サミット2022」が9月29日、ベルクラシック帯広(帯広市西2南35)で開かれる。昨年に続き2回目。宇宙開発に関わる企業・団体、行政のキーパーソンが集結、「宇宙と、出会おう。」をコンセプトに、宇宙版シリコンバレーの可能性について語り合う。
北海道スペースポート(HOSPO、商業宇宙港)構想を推進する大樹町、HOSPO関連施設の運営を担うスペースコタン、とかち財団、十勝毎日新聞社で構成する実行委員会(実行委員長=小田切義憲スペースコタン社長)の主催。国交省、JAXA、道、帯広市、道経連などが後援、40以上の企業が協賛・協力する。
開催時間は午前9時~午後8時。カンファレンス(午前9時~午後5時半、定員500人、無料)、協賛企業のPRブース、ミートアップ交流会(午後6時~同8時、定員150人、有料)で構成する。カンファレンスはオンライン配信も行う。
カンファレンス(トークセッション)には17人が登壇し、投資、農業、観光、エンタメなど多様な切り口で宇宙ビジネスを議論する。元ネスレ日本社長でビジネスプロデューサーの高岡浩三氏(ケイアンドカンパニー社長)、ソニーグループ宇宙エンタテインメント推進室事業企画リーダーの見座田圭浩氏、インターステラテクノロジズ(IST)の創業者で実業家の堀江貴文氏ら多彩な顔ぶれがそろう。
大樹町の酒森正人町長は「昨年のサミットでは大樹の取り組みを広く発信することができた。今回は(サミットを契機に)地域での構想推進の機運をより高めたい」と話している。
(能勢雄太郎)
その他のカンファレンス登壇者は次の通り。(敬称略、五十音順)
・青木英剛(スペースポートジャパン共同創業者・理事)
・石田真康(SPACETIDE代表理事兼CEO)
・伊奈康二(経産省製造産業局宇宙産業室長)
・稲川貴大(IST社長)
・羽刕洋(釧路製作所社長)
・大貫美鈴(スパークス・イノベーション・フォー・フューチャーエグゼクティブバイスプレジデント)
・小田切義憲(スペースコタン社長)
・河村巧(岩田地崎建設常務執行役員)
・酒森正人(大樹町長)
・佐藤将史(SPACETIDE理事兼COO)
・中島修(日本旅行宇宙事業推進チーム・マネジャー)
・藤田誠(INCLUSIVE社長)
・山崎直子(スペースポートジャパン代表理事、オンライン参加)
・米津仁司(国交省北海道局参事官)