とかち物産センターにJA特産品コーナーを設置 帯広物産協会
帯広物産協会(小倉豊会長)は1日、JR帯広駅エスタ東館2階の「とかち物産センター」に管内JAの特産品コーナーを新設した。カレーや菓子など常温の加工品32種類を取りそろえ、販売促進に力を入れていく。
同協会は4月、北海道フードネットワークプロジェクトを発足させ、道内企業と連携して商品開発や販路拡大に取り組んでいる。発足以降、同協会に新たに管内3JAが加入した。同協会の広いつながりを生かし、原料の付加価値化に取り組む各JAの商品のPRを図る。
同センターは新型コロナウイルス感染拡大前は、利用客の7~8割が旅行や出張客など管外客で占められていた。しかし、感染拡大後は利用客が減少した。緊急事態宣言の発令を受け、土・日曜の臨時休業や時短営業の対応を余儀なくされる中で、利用客の購入につなげていく。
コーナーには、同協会に加盟する6JA(木野、うらほろ、十勝清水町、上士幌町、あしょろ、本別町)のお薦め商品や、同プロジェクトで開発したJAおとふけのニンジンジュースなどを陳列。新たにJA十勝清水町の「とかりっと」(378円)やJA本別町の「焙煎(ばいせん)大豆」「焙煎黒豆」(各648円)、JA上士幌町の「つぶあん」「こしあん」(各250円)など10商品を追加した。各JAの商品をギフト箱に詰め合わせて、地方発送することも可能。
同協会の栗原剛事務局次長は「JAの加工品は増えている。外出がなかなかできない時期だからこそ、足を運び、商品を知ってもらいたい」としている。(大海雪乃)