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ファーム・ミリオンでブドウ狩り 芽室

たわわに実ったブドウを手入れする菊地社長

 【芽室】町内のファーム・ミリオン(坂の上8線36、菊地英樹社長)が生食用のブドウ栽培に取り組んでいる。3年目で一定の実りを迎えたため、十勝では珍しいブドウ狩りを始めた。

 同社は2019年に設立された「めむろワイナリー」向けに、醸造用ブドウの栽培を始めたのを機に、生食用にも挑戦。「ブドウ棚の下で食事やワインを楽しめる空間を作りたい」(菊地社長)と、ビニールハウス内の2・5~3メートルほどの高さにブドウをはわせた。

 巨峰やシャインマスカット、スチューベンなど7品種を無農薬で栽培。現在はマスカットなどが食べ頃を迎えている。加工するにはもったいない出来栄えに、試験的にブドウ狩りを行うことにした。

 菊地社長は「『十勝では果樹は育たない』という先入観があるが、工夫すれば可能性はあることを示したかった。コロナ禍で楽しみが少ない中なので、ぜひ家族連れで楽しんで」と話す。

 ブドウ狩りは1日数組限定。予約、問い合わせは同社へファクス(0155・61・5069)かメール(bararujI@cpost.plala.or.jp)で。(丹羽恭太)

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