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児童がご当地サンド 地元のシカ肉やジャージー牛 富村牛小中学校

地元食材を活用したご当地サンドを完成させた児童と保護者ら

 【新得】富村牛小中学校(八幡達也校長、児童・生徒14人)の小学生7人が15日、地元食材をふんだんに活用した「シカ肉ドリームベニスンサンド」と「関牧ジャージーサンド」の調理に挑戦した。児童オリジナルの“ご当地サンド“を完成させた。

 同校は昨年4月、自然に恵まれた地域の特色や特産グルメを考案する「トムラバーガープロジェクト」を立ち上げた。今回は第2弾として、昨年の「トムラバーガー」をさらにおいしく発展させた。生活科・総合学習授業として山の交流館とむらで調理が行われ、プロジェクトには、道内で唯一ジヤージー牛を肉牛として生産販売する関谷牧場(関谷達司代表)や、養鹿(ようろく)と加工販売するドリームヒル・トムラウシ(古川金右・武藤栄次両代表)が協力し、地域住民も参加した。

 十勝産のパン粉や学校農園で育てたミニトマトも活用。児童は、白ごまと黒ごまを入れたパン生地を作った後、フライパンを使って丁寧にシカ肉を焼き上げた。ジャージー牛はローフトビーフに仕上げ、オーブンでふんわり焼いたサンドに具材を挟み、児童がタマネギやニンニクをすって作った和風簡単ソースやタルタルソースを添えた。

 オリジナルの袋に収め、2種類のサンド各50個が完成。中学生と地域住民30人を招いたにぎやか試食会を開き、沼澤拓哉君(6年)は「肉を切るのがむずしかった。肉がジューシーでおいしい」と満足げに頬張った。協力した保護者の藤原清乃さん(45)と武藤奏和さん(37)も「プロ顔負けのものができた」喜んだ。八幡校長は「身近な食材から作り、食べるというトムラウシならではの総合学習だった」と評価していた。(佐々木健通信員)

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