陸別町商工会が受賞 中小企業庁のはばたく商店街30選
【東京】陸別町商工会(石橋強会長)が、経済産業省・中小企業庁の今年度の「はばたく商店街30選」に輝いた。複合商業施設「コミュニティプラザ☆ぷらっと」の整備で町民が集う拠点づくりを実現、安定した来館者数や周辺通行量アップなどの実績が評価された。23日に同省で授賞式が行われ、石橋会長に表彰状が贈られた。
同選は、地域経済活性化や国際競争力強化などで活躍する中小企業・小規模事業者と商店街を「はばたく中小企業・小規模事業者300社」「はばたく商店街30選」として顕彰する。道内からは6社と、同商工会(陸別町中心部商店街)を含む2商店街の取り組みが選ばれた。
推薦を基に有識者らでつくる審査委員会が選考し、同商工会は地域課題対応の分野で受けた。
「ぷらっと」は2015年7月にオープン。同商工会は町民アンケートと実証実験を基に、要望が多かった薬局などを誘致し、会としてもコミュニティーカフェを運営。幅広い世代が集う場として定着し、周辺通行量も約10倍に増えたという。同選では「町民の安全安心な生活環境の構築と居場所づくりにつながり、先駆的な取り組み」と評価を受けた。
授賞式では世耕弘成経済産業大臣が「わが国経済の屋台骨としてますますの活躍を」とあいさつ。松村祥史副大臣が受賞事業者、商店街の代表4人に表彰状と記念の盾を贈った。石橋会長は「受賞を励みに、さらに町民に利用される施設とし、地域を活性化させたい」と話した。(原山知寿子)
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