じゅうたんのよう 新得町でソバの花満開
【新得】十勝一のソバ産地・新得町で、ソバの花が見ごろを迎えている。一斉に咲いた白い花は一枚のじゅうたんのようで、ソバ畑を通るドライバーらの目を楽しませている。
JA新得町によると、町内全体の作付面積は管内一の約250ヘクタール。昨年度の全国そば優良生産表彰(日本蕎麦協会主催)で、最高位の農林水産大臣賞に選ばれた新得物産サホロ農園(町基線104、清水輝男社長)が81ヘクタールを占める。
1・5キロ(40ヘクタール)に渡ってソバ畑が続く同社前の国道38号沿いは通称「ソバロード」。車を止め、期間限定の景色を楽しむ人の姿も見られる。需要増を受け、今年は例年より3週間早い5月下旬から種まきを始め、生育状況は「今のところとても良い」(同社)。花は8月初旬ごろまでで、同中旬から収穫作業に入る。
31日には同社工場前で「そばの里まつり」が開かれる他、第22回日本そば博覧会in十勝新得町(9月19~25日)の開催を控え、町を挙げた準備が進んでいる。
(小寺泰介)