デンプン用ジャガイモ受け入れ開始 南十勝農産加工農協連
【中札内】十勝管内のデンプン工場で、原料用ジャガイモの受け入れが始まっている。中札内村の南十勝農産加工農協連(南工連)では、トラックに満載されたジャガイモが次々と運び込まれている。
南工連では十勝中部、南部の7JAからジャガイモを集める。7日から搬入が始まり、11月中旬まで24時間体制で操業する。
搬入口にはトラックが4台同時に入り、荷台を傾けると、いっぱいに積まれたジャガイモが勢いよく流れ出た。ジャガイモは洗浄や計量を経て工場内に運ばれ、デンプンに精製される。
今年は干ばつ気味だったこともあり、前年比4000トン減の10万2000トンの受け入れを計画。1日当たり150~170台のトラックがジャガイモを運ぶ。
南工連の西田勝一参事は「今年は干ばつで地域により収量やライマン(でんぷん含量)に差がありそう」とみる。管内では浦幌町の東部十勝農産加工農協連(東工連)、JA士幌町澱粉(でんぷん)でも操業が始まっている。(眞尾敦)