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児童提案のカルビー商品で体験授業 池田小

サッポロポテトの試作品を試食し、味について意見交換する児童

 【池田】大手食品メーカー、カルビー(東京)が全国の小学生を対象に募集したスナック菓子の商品企画事業で、池田小学校(河合進一校長)の6年生38人が提案した味とキャッチコピーが全国3校の「良案」に選ばれた。3日には、同社の担当社員が来校し、提案をもとにした商品開発体験授業が行われた。来年3月には子供たちが考えたスナック菓子が同社から届けられる。

 同社のスナック菓子「サッポロポテト」の発売40周年を記念して2012年に始めた事業で3年目。「サッポロポテト」「かっぱえびせん」について「小学生が食べたい味」と、味を伝えるキャッチコピーを募集した。

 同校の提案は「サッポロポテト」(バーベQあじ)の食べたい味を「焼き肉」とし、味名を「カルビーのカルビ味」、キャッチコピーを「ありのままのカルビー」とした。

 今回は全国の小学校約50校から約600件の提案があり、同校と宮城県角田市、京都市の3小学校の提案が良案に選ばれた。道内からは初。

 6年担任の久保忍教諭は「昨年、社会の授業で産業について学び、当時から応募を考えていた。商品開発を通じて社会のつながりを知ってほしかった」と話している。

 商品開発体験授業では、同社マーケティング本部の茅原良子さんらが講師。味を決め、袋のデザインを考えた。

 教室で焼き肉のたれ風味のサッポロポテト3品を試食し、挙手でリンゴを使った濃い味に決めた。袋のデザインでは、「おいしさを感じさせ、目立つように」との注文を受け、児童は焼き肉を楽しんでいる牛や炎、鉄板などを描いた。校名の入ったメッセージも入れた。スナック菓子の製造や商品開発に関した講義もあり、西村楽斗君は「勉強になった。袋のデザインを考えるのが楽しかった」と話した。

 同社では、児童が提案した商品の発売については未定としている。(平野明)

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  • カルビーの担当社員から袋のデザインについて説明を聞く児童

    カルビーの担当社員から袋のデザインについて説明を聞く児童

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