おびひろ動物園、夏季開園最終日もにぎわい 冬季開園は12月6日から
帯広市のおびひろ動物園が3日、今年度の夏季開園最終日を迎えた。無料開放された園内は午前9時半の開園とともに、家族連れやカメラを手にした写真愛好家らでにぎわった。
朝から晴れ間が広がる中、開園前から駐車場は混雑し、正門前には開園を待つ人々の姿も見られた。正午には10度近くまで気温が上がったものの、園内を歩く人は、マフラーや耳当て付きの帽子姿で防寒対策しての来園となった。
来園者はキリンやホッキョクグマを観察したり、ゴーカートやメリーゴーラウンドに乗ったりして、動物園でのひとときを過ごした。東エリアの「ちびっこファーム」では、子どもたちがヤギをなでるなどして、触れ合いを楽しんだ。
家族3人で市内から来園した大寺紬ちゃん(5)は、4月から8回、動物園を訪れたという。「アザラシやウサギ、モルモットなど、たくさんの動物に合えてうれしい。ライオンのヤマト君が好き」と笑顔を見せた。
正門近くの動物園センターでは、最終日に合わせ帯広畜産大学の学生サークル「ゼニガタアザラシ研究グループ」が展示を行った。毛皮や骨の標本、生態や漁業被害を説明するパネルなどを並べ、来園者にアザラシとの共存の方法について説明していた。
12月6日冬季開業
今季はエゾモモンガやカンガルーの赤ちゃんが誕生し、話題を集めた。冬季は12月6日から来年2月28日まで、土・日・祝のみ開園する。東エリアに授乳室やおむつ替えスペース、キッズコーナーなどを備えた屋内休憩施設が完成するほか、馬ふれあい舎で北海道和種「道産子」の展示が始まる。(月森七海)










