「踊る楽しさ提供したい」畜大の竹澤さんダンスサークル発足
帯広畜産大学3年の竹澤夏季さん(20)が、誰でも参加できるダンスサークル「Balloon」を立ち上げた。竹澤さんは「参加して『ああ楽しかったな』と感じられる時間を提供したい」と意欲を見せる。
幼少期から日本のアイドルが好きで、ダンススクールで踊りを習いたいと思っていたという。だが、「周りについて行けないだろうな」と、通う勇気が出なかった。ダンスを始めたのは、大学のサークルに入った2年前。いざ始めてみると、さまざまな人と踊る中で楽しさを感じ、視野が広がった。
過去の自分と同じく「スクールに通うのはハードルが高い」「習う環境がない」という人に、きっかけと踊る楽しさを提供したいと考え始めるように。友人の勧めで、とかち財団が運営するスタートアップ支援拠点「LAND」(帯広)を知り、その後はLANDの協力の下、目的や場所、費用や宣伝方法などを具体化していった。
SNSでの告知や場所の確保、インストラクター探しを進め、今月からいよいよレッスンがスタートする。9日時点で参加予定者が10人以上集まっているという。「ダンスを通して自分にさまざまな経験をさせてくれた人、背中を押してくれた人に心の底から感謝している」と語る。
講師は竹澤さんの他、市内の個人ダンススクール「Shine Dance School」を運営するひなのさんも務める。K-POPを中心に、ジャズヒップホップやロックダンスなどのストリートダンスを指導する。「楽しみながら頑張ろうという気持ちがあれば誰でも大歓迎。運動不足解消にも最適。ぜひ参加して」と呼び掛けている。
月に2~4回、畜大武道場や市内のコミセンなどで実施予定。費用は、畜大武道場の場合は無料、公共施設の場合は参加人数に応じ、施設利用料として100~300円。
初回は18日午後7時~同9時、畜大武道場で。参加希望者は当日までに同サークルインスタグラムのダイレクトメッセージへ連絡する。(菊地正人)