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十勝ワイン仕込み、好天続き過去最速でスタート

ブドウを選別するスタッフ(8日午前8時45分ごろ、須貝拓也撮影)

 【池田】2023年度産ブドウを使った十勝ワインの仕込み作業が8日、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(南邦治所長)で始まった。今年の仕込み総量は、昨年よりも1割ほど多い約470トンを予定。好天が続き生育が順調に進んだことで、仕込み開始日は過去最速を記録した。

 この日は前日に町内の直営ほ場で収穫した清見種3トンと上川管内剣淵町産の清見種0・6トンがワイン城東側のB倉庫に運び込まれた。午前8時半に製造スタッフや安井美裕町長らが倉庫前に集合。安井町長は「ブドウにとって猛暑が大きなアドバンテージになった。今までと異なるブドウから新しいワイン造りのステージが始まっていく予感がする」と期待を寄せ、作業の安全を祈願し、清めの塩をまいた。南所長の発声でスパークリングワインで乾杯し、作業を開始した。

 大量のブドウが次々にコンベヤーに移され、機械で小さな枝を取り除いた後にスタッフが手作業で選果し、発酵タンクに送り込まれた。仕込んだブドウは、「新酒」と1年熟成の「清見」「セイオロサム赤」などのワインになる予定だ。(完戸雅美)

十勝ワイン仕込みスタート 猛暑で最速

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