帯広空港でキャンプ楽しもう HAPが今秋イベント
勉強会でアイデア続々
北海道エアポート(HAP)は今秋、とかち帯広空港でキャンプイベントを企画している。空港でのキャンプは道内初で、全国的にも珍しい取り組み。とかち帯広空港の運営に関する協議会のメンバーで勉強会を立ち上げ、空港のにぎわい創出に向けたイベントを実施する。
同協議会は今年度、「空港のにぎわい創出」を個別テーマに挙げ、構成メンバーからアンケートを通じて寄せられたアイデアを参考に、HAPが空港でのキャンプ実施を企画した。勉強会の構成メンバーの帯広市、デスティネーション十勝、十勝観光連盟、帯広観光コンベンション協会、北海道運輸局帯広運輸支局、十勝総合振興局と連携し、実現に向け動きだした。
キャンプは、秋ごろに実施予定で、5組10~20人程度の参加を見込む。場所は駐車場横の芝生エリアとし、空港という立地を生かして空港見学や夜の滑走路ウオーク、十勝産品を使ったバーベキューなどがアイデアとして上がっている。
初回となった1日の勉強会では、HAPからキャンプの骨子について説明があり、それぞれの立場からアイデアや協力できることなどを議論。この日持ち寄ったアイデアをもとにブラッシュアップを行い、今月には2回目の勉強会と構成メンバーによるトライアルキャンプも計画。8月中には参加者を募集する予定で今後、詳細を詰める。
企画したHAP帯広空港事業所の小笠貴之さんは「さまざまな制約のある環境ではあるが『帯広空港って面白いことやってるね』と思ってもらえるようなイベントの実現を目指したい」と話している。(完戸雅美)