市内中心部に本格的なコーヒー店オープン レストラン経営の西島さん
客の目の前で豆を焙煎(ばいせん)する本格的なコーヒー店が1日、帯広市西2南10にオープンした。コーヒーに定額制のプランを用意するほか、店内では人気ファッションブランドの商品も販売する。店を開いた西島祥之さん(50)は「街中のにぎわいづくりになれば」と話している。
「yoshiyuki cafe roastery(ヨシユキ・カフェ・ロースタリー)」。市内でレストラン「yoshiyuki」を営む西島さんが、コロナ禍の中、昼間の営業に活路を見いだそうと1年前から計画してきた。
コーヒーは7~8種類の豆があり、抽出方法はハンドドリップ(税抜き350円~)かエスプレッソマシン(同300円~)を選べる。より低価格で楽しんでもらおうと、月額3000円の定額制プランも設定。日本茶ブランド「USAGIYA」(旭川市)のお茶も提供・販売する。
店内は都会のカフェをイメージしたシックなつくりで、カウンターとテーブルの10席。十勝産にこだわって調理するドーナツ、パニーニなどもある。また、道内では他に札幌に2店のみという「ザ・ノース・フェイス パープルレーベル」の正規代理店として、アウターやバッグを販売する。
西島さんは「ウィズコロナだからこそ、現状維持ではなく前に進まないと。常識をくつがえし、新しい風を吹かせたい。癒やしのひとときを提供し、より多くの人に笑顔になってもらえれば」と話す。
当面の営業は午前11時~午後6時。火曜定休。専用駐車場はないが、2000円以上の利用で市営駐車場90分無料になる駐車券がもらえる。(大海雪乃)