8月着工、来年11月完成へ準備 農協連の新ビル
十勝農業協同組合連合会(十勝農協連、山本勝博会長)は、帯広競馬場東側の共栄通側敷地内(帯広市西12南6など)で移転・新築を計画している新しい農協連ビルについて、8月の着工、来年11月の完成を想定して準備を進めている。新ビルは鉄骨造り5階建て延べ床面積は約9000平方メートルで、敷地面積は駐車場を含めて約2万平方メートル。十勝農業の拠点が半世紀ぶりに生まれ変わる。
現在の農協連ビル(帯広市西3南7)は1969年に完成。地下1階・地上5階建てで、延べ床面積は5445平方メートル。十勝農協連、JA道中央会帯広支所、ホクレン帯広支所など農業関連団体が入居。各団体が主催する会議、式典、研修会の会場にもなっている。
築50年以上が経過、老朽化が進み、駐車場も手狭になっていたことから、十勝農協連は第8次中期計画(2017~21年度)に新ビルの建設を盛り込んでいた。8月の着工に向けて、施工業者の選定などを本格化させる。
移転先の帯広競馬場東側は帯広厚生病院に近く、共栄通の全線開通(昨年3月)により国道38号や道東自動車道・音更帯広インターチェンジとも直結。帯広市中心部はもとより、管内各地、管外とのアクセスもよい好立地にある。
一方、現農協連ビルは、市役所、国の合同庁舎、経済センタービル、藤丸、帯広信金本店などに近く、跡地利用の行方も注目されている。(中島佑斗)