「聖地目指す」 マジックミュージアム、29日グランドオープン
マジック専門博物館「マジック・ミュージアム」(帯広市西2南9、坂本ビル3階)が29日、グランドオープンを迎える。マジックやイリュージョンの道具など約3万6000点を展示する坂本和昭館長(59)は「日本唯一のマジック専門博物館。マジックの聖地を目指し、帯広の観光スポットにしたい」と話す。
約170平方メートルの館内にはコインやボールを使ったマジック道具や関連本、世界各地のトランプなどが並ぶ。また、人体切断や空中浮遊など本格的なイリュージョン道具8点は同ビル1階に展示する。
同館は2015年12月にプレオープン。16年7月にセミオープンと銘打ち、期間限定で公開。来場者の反応を確かめ、より充実した内容に仕上げていった。現在も全国からマジック道具が寄贈され、コレクションは増えている。
自身もアマチュアマジシャンの坂本館長は「マジックは、道具を購入して1時間程度練習すれば披露できる芸能。難しいとの先入観を取り払いたい」と話している。
開館時間は午前10時~午後5時。入場料は小学生以上500円。29日~5月7日は通常公開だが、同8日~10月31日は予約制。予約は前日までに、電話(0155・22・0132)かファクス(0155・22・0137)、Eメール(kazchan@axel.ocn.ne.jp)で。
同館の展示品は、坂本さんの他、坂本さんの師匠でプロマジシャンのジミー忍さん(故人)、音更のマジシャン植田広志さん(同)のコレクションが中心となっている。(池谷智仁)