満寿屋、東京店が開店 こだわり十勝産に行列
【東京】パン製造販売の満寿屋商店(本社帯広、杉山雅則社長)の管外1号店となる東京本店が25日、都内目黒区八雲1にプレオープンした。地元住民や十勝関係者などが続々と訪れ、十勝産小麦100%をはじめ十勝産原料にこだわったパンを買い求めた。
東急東横線の都立大学駅から徒歩5分の立地で、床面や壁には小麦の穂をあしらい、浦幌町産木材の陳列台など内装も十勝にこだわった。人気のアンドーナツや白スパサンドなど調理パンを含む計60種類を焼き上げて販売する。27日までのプレオープン期間は営業時間を短縮し、取り扱う種類も50種類ほどとしている。
25日は午前11時の開店と同時に次々と焼きたてパンが並べられ、十勝産小豆のあんパンなどを目当てに、近所の親子連れや買い物途中の女性などが次々と買い求めた。午後も会計待ちの列ができ、帯広の本部からの応援4人を含むスタッフが対応に追われた。
帯広市出身で都内在住の会社員敬松玲(けいまつ・あきら)さん(43)は実家からオープンを聞き、駆け付けた。「子どものころからパンといえばますや。懐かしくうれしい」と笑顔を見せた。同社は2020年までに首都圏5店舗を目標とし、杉山社長は「十勝の生産者と首都圏の消費者をつなげたい」と話した。
営業時間はプレオープン期間は午前11時~午後5時、29日のグランドオープン以降は午前10時~午後7時。水曜定休。(原山知寿子)
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