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黄金穂刈り取り 夢降夜

刈り取った小麦を手に祭りの成功を誓う運営委のメンバーら

 おびひろ平原まつり恒例のみこし祭り「夢降夜(ゆめふるや)」の運営委員会(佐々木剛志委員長)は24日、帯広市愛国町の畑で、祭りで使用する小麦の穂を収穫した。

 今年の同まつりは8月13~16の4日間で、夢降夜は14日午後7時に開幕。先人への感謝や五穀豊穣(ほうじょう)の願いを込めて、市内中心部をみこしが練り歩く。観客は願を掛けて、小麦を束ねて作られる「黄金穂(こがねほ)」をみこしに投げ入れる。

 小麦は毎年、愛国町の黒田勝史さん(43)の畑で収穫している。この日は運営委のメンバーら11人が参加。黒田さんは「今年は受粉時期の天候不順で実の入りが良くない」と話し、夢降夜に豊穣の出来秋を託す。

 佐々木委員長(29)は「夢降夜は今年で15周年で、人間で言えば中学卒業。8月14日になれば自然とまちに人が集まってくるような、大人の祭りに育てていきたい」と話す。
(丹羽恭太)

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