憲法への理解深める 帯畜大の学生が企画
帯広畜産大学の学生と弁護士が協力して企画した憲法の学習会「憲法カフェ」が26日、帯広市内のコミュニティーサロン&カフェ「あがり框(かまち)」(西10南5)で開かれた。帯広では初の開催。地域住民ら32人が参加し、和やかな雰囲気で憲法と向き合った。
立案者で帯広畜産大学獣医学部6年の片岡知子さんが司会進行、中原正樹弁護士ら5人の弁護士が講師を務めた。
カフェでは○×形式の憲法クイズを行い、「憲法は国民が守らなければならない法律か」(×→国民がつくった上で国が守る)、「自分たちの権利はいかなる場合でも制限されない」(×→公共の福祉に反しない限り制限されない)など5つの問いが投げ掛けられ、弁護士が解説した。
大阪市の橋下徹市長と在特会の面会など、時事問題について5つのグループに分かれてディスカッションを行った他、憲法の条文についても話し合った。
参加者からは「憲法が身近に感じられた」「理解が深まった」などの感想が挙がり、片岡さんは「参加者全員が主役になれるように気配りするのは大変だった。ただ、『またこういう機会を設けてほしい』という声をもらったのはうれしかった。今後も続けていければ」と話していた。(土屋航)