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帯広三条合唱部3年連続全国へ 全日本合唱コンクール

全国大会に臨む帯広三条高校合唱部の部員ら。前列右から3人目が大場部長

 帯広三条高校合唱部(大場葉月部長、部員28人)は、25日に富山県で開かれる第78回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟など主催)に出場する。9月21日に北見市で開催された同北海道支部大会の高校部門Aグループ(小編成)で金賞に輝き、3年連続となる同全国大会への切符を獲得した。同部は「努力が報われ安心した。全国ではさらに良い演奏ができたら」と意気込んでいる。(菊地青葉)

 道支部大会では、課題曲「Die Capelle」と自由曲「女声合唱とピアノのための組曲『火へのオード』」(鈴木輝昭作曲)で挑んだ。出場した18団体のうち4団体が金賞に選ばれ、その中で同部が1位となった。

少人数で苦戦
 例年、自由曲は鈴木氏の曲を中心に、その年の声や状況に合う曲を選曲している。同部の豊田端吾顧問によると、「火への-」は技巧的に難しく、鐘の音を表現する部分もあり、音やハーモニーが非常に複雑だという。また、同曲は80~100人ほどを想定して作られた曲で、「この人数でやるのはきつい部分もある。人数が少ない分、良いところも出るが悪い部分も出やすい。今年はいつもよりまとめるのに苦労した」と話す。

 大場部長は「音取りの段階で苦戦し、タイミングが合わず時間がかかった」と振り返る。直前まで練習を重ね、本番では「詰めてきた部分がピッタリ合う瞬間が多かった。皆で一体感のある悔いのない演奏ができた」と手応えを話す。

 今年は、豊田顧問が着任してから最少の部員数。人数が少ない分、部全体で学年に関係なく和気あいあいとした雰囲気を大切にしてきたという。

再び全国一へ
 今大会の目標は4回目の全国優勝。大場部長は「先生や友人、保護者などに協力・応援してもらっている。感謝を忘れず、一番満足できる演奏をしたい」と意気込む。豊田顧問は「金賞は先輩たちが取っており、生徒たちは努力すればたどり着けると分かっている。やったことが舞台で出せるように体調やメンタルを万全にしてもらいたい」と話している。

関連写真

  • 全国大会に挑む帯広三条高校合唱部の生徒ら(前列右から3人目が大場葉月部長)

    全国大会に挑む帯広三条高校合唱部の生徒ら(前列右から3人目が大場葉月部長)

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