乗馬体験やホースショーで馬と触れ合い 帯広畜産大「馬フォーラム」
帯広畜産大学で11日、学内の馬に関わる教育や研究を発表し馬の魅力に触れてもらうイベント「ちくだい馬フォーラム」(同大主催)が開かれた。馬術ショーや乗馬体験、展示や講演を行い、幅広い年齢層でにぎわった。
2部構成で行われ、第1部「馬のイベント」は、日本中央競馬会(JRA)日高育成牧場のフリーデン・アポロ(セン15歳)と粂川賢心さんによる馬術ショーで開幕。最大135センチの障害飛越を成功させると、会場から拍手と歓声が起きた。粂川さんは「練習通り飛べて安心した。若い人も多くいて、馬好きな人が多いと実感した」と振り返った。同大馬術部の馬術ショーも行われた。
同大サークル「うまぶ」や「Clip-Clop」による乗馬体験やホースセラピー体験では、多くの人が馬と触れ合った。母親と来場し、間近で馬を見た羽田灯里さん(7)=帯広若葉小2年=は「大きかった。少し怖かったけど、かわいかった」と話していた。
乗馬体験で子どもたちを馬に乗せた、うまぶの古川佑太朗さん(21)=畜産科学課程3年=は「乗る人以外のギャラリーも多いのがこのイベントの特徴。少しでも馬をいいなと思ってくれたら」と語った。
第2部では「馬の講演会」として、同大の南保泰雄教授、JRAの小檜山悟元調教師や滝澤康正馬事部長代理が、引退競走馬の利活用について講演した。(貞野真生)
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