馬術ショーや乗馬会にぎわう 畜大で馬フォーラム
帯広畜産大学(長澤秀行学長)で12日、同大の馬に関わる教育や研究などを知ってもらうイベント「ちくだい馬フォーラム」(同大主催)が開かれた。馬術ショーや乗馬会が行われ、家族連れでにぎわった。
2013年に始まり、コロナ禍での中断を挟んで今年で10回目。開会式の後、フリーデン・アポロ号(牝、14歳)と日本中央競馬会(JRA)日高育成牧場の佐藤知也さんによる障害飛越ショーで開幕。130センチの障害を飛んだ瞬間には、観客から大きな歓声と拍手が起こった。
同大馬術部による馬術ショーや、同大サークル「うまぶ」とJRAによる乗馬体験、同大サークル「Clip-Clop」による障害者乗馬などもあり、多くの人が馬と触れ合った。
「うまぶ」の乗馬体験をした士幌小3年の山崎ちさ子さん(8)は「馬が温かかった。面白かった」と目を輝かせた。同サークルの梅原世名さん(21)=同大畜産学部3年=は「年に1度の一大イベント。改めて『馬って良い動物だ』と感じた」と語った。
このほか、「新しい日本の馬、古来からの日本の馬を勉強しよう」をテーマに、同育成牧場の大村一副場長らが講演。日本の在来馬の多様な利活用などについて解説した。(菊地正人)